【特別編】教育現場でのキャプチャーの使い方
こんにちは!AVerMedia広報です。
今回は、いつものエレーナブログとは違い、教育現場で弊社製品をご利用いただいている先生に使い方をご紹介いただきます。
愛知県江南市立西部中学校で理科主任、情報主任として教鞭を取られる傍ら、Microsoft認定イノベーターとしてマインクラフトの授業への活用など、様々な情報教育にも力を入れられている岩田智文先生から寄稿いただきました。
4月より、我が市では、G I G Aスクール構想の準備が整い、一人一台体制で授業を行えつつある。校内研修を何度か行い、各学年の各教科で、グーグルクラスルームが用意され、生徒全員を招待している。
各教科の教科特性に応じて、活用度合いが違うものの、およそ全ての教員がGoogleWorkspace for educationの基本的なサービスを活用できる状態にあるが授業の様子は、下記の通りである。
普段の授業では、クラスルームで課題や資料を提示しながら、授業を行っている。具体的にジャムボードを黒板がわりにして、プロジェクタで投影しながら授業を行ったり、スライドを活用して授業の要点を投影したりしている。生徒はここで投影されたものを中心に課題をこなしている。実験などの結果は、スプレッドシートにまとめ、共有をかけながらまとめを行っている。また、デジタル教科書などの資料も積極的に活用しているので、画面投影なしでは、授業が成り立たないことが多い。
そんな中で、新型コロナウィルス感染症拡大の波は、学校にも及んでいる。家族や近親者に陽性者が出たり、濃厚接触者が出たりしてしまうと、「学びたくても、学べない」という現象が起きてしまいます。保健所の指導により、2週間の自宅待機になってしまうと、「学びの保障」ができなくなります。一人一台環境の前の状況では、プリントを家庭に持っていき電話にて、課題の取り組み方や進捗状況を確認していました。
端末が配られるのと同時に、アカウントも一人ひとつ配られたので、家庭でも学ぶことができるようになった。もちろん家庭環境(デバイス&ネットワーク)が整っていないと実施できない。
実施できる環境が整っても、学校側がコンテンツを用意できていなければ、話にならない。そこで、今回私が実践したのは、AVT-C878 PLUSを活用して、簡単に普段行っている授業をコンテンツ化するものである。
ポイントとしては、「簡単であること」です。授業実施者が簡単に行えないと、継続しないし、全ての教科をコンテンツ化しないと学びが保障できないと考えたので、AVT-C878 PLUSを活用することにした。
以下活用するためのポイント
- モバイルバッテリーでも稼働する→余分な電源が必要ない
- パススルーを持っている→普段の授業環境と変わらずに行える
- P Cレスで単体録画が可能である→教室に持ち運ぶ機器が減る
という観点からもAVT-C878 PLUSが適当であると考えた。
実際の授業で持ち運ぶのもは、
- AVT-C878 PLUS
- モバイルバッテリー
- H D M Iケーブル
- 指導用デバイス
だけである。
デバイスの画面録画機能もいいが、これを活用してしまうと、授業中のペンの書き込みやタブの切り替え、アプリケーションの立ち上げが遅くなってしまいます。
デバイスの負荷が大きくなることが原因と考えられる。
なので、録画は外付けのデバイスで行うことで、授業中のデバイスの操作感を損なうことなくコンテンツ化できる。
合わせて、ワイヤレスマイクを活用することで、授業者の初話をしっかりと残すことができる。
この授業記録を残しておけば、動画を共有することで、学びの保障ができる。
【実際の授業に必要な機材】
GIGAスクール構想、ICTと言われる中で、弊社の製品も活躍の場が広がっているように思います。コロナ禍で今までのような学びの機会を得ることが難しい中、弊社製品が少しでも役に立てばうれしいです。
それでは、また!